ヨーロッパ
ピーススタディ
Online study tour
to Europe
日 時:3/13(日)、16(水)、19(土)
3日間
参加費:11,000円
定 員:40名
締 切:2/25(金)
問いを見つける
平和を探求する
ヨーロッパに旅したい!いつかアウシュヴィッツを訪ねてみたい。。。その日を迎えるために、ポーランドとドイツと繋がって、ホロコーストの歴史から現代の平和について考えてみませんか。世界がますます複雑に、密接に関わり合い、様々な課題に直面するなかで、今なお続く差別や暴力、紛争にどう向き合っていけば良いのでしょう。私たちはどのように、この共生の時代を歩んでいけばいいのでしょう。一人ひとりが自分自身の問いを見つけて、大学や学部の枠を越えて対話しながら、一緒に学び考えよう。
ホロコーストの
歴史と記憶から
学び考えてみませんか
ホロコーストとは、第二次世界大戦時のヨーロッパ全土で起きたユダヤ人迫害・虐殺(1933~1945年)。約600万人のユダヤ人が殺され、そのうち約150万人は子どもでした。他にも障害者や同性愛者、ロマの人々が犠牲となりました。そのうち、約110万人がアウシュヴィッツで殺されました。
この歴史は国や民族の違いを越えて、すべての人々に差別や偏見、憎しみの恐ろしさを警告している、として国連は、アウシュヴィッツが解放された1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に制定しました。また、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、ユネスコはホロコーストを教材とした教育活動を支援しています。
プログラム概要
DAY 1
2022年3月13日(日)
16:00 - 21:30
(途中90分休憩)
ワークショップ
アウシュヴィッツ博物館ガイド
中谷剛さんインタビュー
DAY 2
2022年3月16日(水)
20:00 - 22:00
ドイツ抵抗記念館
セミナー
DAY 3
2022年3月19日(土)
20:00 - 22:00
ドイツ国際平和村
セミナー
DAY 1
1日目はワークショップから始めます。海外のゲスト講師と繋がる前に、主体的に学ぶための事前学習を行います。参加者一人ひとり、自分自身の「問い」を見つけてみよう。その後、ポーランドと繫いでアウシュヴィッツ博物館ガイドの中谷剛さんにインタビューをします。
ゲスト講師 中谷剛さん
1966年兵庫県神戸市生まれ。オシフィエンチム在住。1991年よりポーランドに居住し、1997年にポーランド国立アウシュヴィッツ博物館の公式通訳の資格を取得。同ミュージアムの日本語公式ガイドとしてこれまで20年以上に渡り来場者を案内する。通訳、翻訳家。著書に『ホロコーストを次世代に伝える アウシュヴィッツ・ミュージアムのガイドとして 』(岩波ブックレット)、『アウシュヴィッツ博物館案内 新訂増補版』(凱風社刊)。
※ポーランド南部のオシフィエンチムに位置するアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所跡。第二次世界大戦時の最大の虐殺の地でした。他にもポーランド人や障害者、同性愛者の人々が犠牲となりました。ここで20年以上にわたりガイドを続けているのが中谷剛さんです。博物館からのライブ中継ではなく、中谷剛さんのこれまでのガイド体験、いま思うことなどをじっくりとお聞きします。
DAY 2
第二次世界大戦時のナチ体制に抵抗した人々の歴史を伝える記念館がドイツの首都ベルリンにあります。この記念館と繋いでセミナーを実施します。ここは、当時ドイツ陸軍最高司令部があった歴史の現場でもあります。1944年7月20日、ドイツ国防軍のクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐は、ヒトラー暗殺を試みましたが失敗に終わり、翌日未明、同志と共にこの場所で銃殺されました。当時、どのような人々が、どんな形で、なぜ、抵抗したのか、学び考えます。
DAY 3
最終日は、ドイツ国際平和村の職員、宍倉妙子さんをゲストにお迎えします。平和村は、紛争地域で傷つき、自国では十分な治療を受けられない子どもたちをドイツに連れてきて治療し、治ったら母国へ帰す「援助飛行」という活動を行っている国際NGOです。1967年から50年以上にわたり、ボランティアや寄付金に支えられて続けています。
ゲスト講師 宍倉妙子さん
ドイツ在歴 17年。ドイツ国際平和村職員。日本の大学でドイツ語を専攻後、2004年渡独し、ドイツ国際平和村で1年間ボランティア活動。その後もドイツ国際平和村の活動に携わりながら、ドイツの大学でリハビリテーション教育学を専攻。現在、ドイツ国際平和村職員として、日本へ向けた広報活動を中心に従事。
過去の参加者の
感想より
色々な大学・興味関心のある学生たちと少しでも交流できたことは、自分にとっても刺激になってとても良かったです。 また、実際に現地で熱量を持って活動されている人たちのお話を聞けて、知識を得るだけでなく、自分もより深く考えて周りに伝えていきたいというモチベーションを上げることが出来ました。
問いをたてると意識的にその問題について考えるようになり、現地の方のお話を聞く際も主体的に思考していけたと思います。
今回のWSではドイツでのホロコーストが起こった根幹には、見て見ぬ振りをしてきた、世の中の動きに逆らえなかった、社会全体に問題があって、現在でもイスラム教徒や黒人への差別があることも同じような原因なのではないかと思いました。社会を変えようとするのは難しいし途方もないようにも感じますが、今回のWSでは楽しみながら自分たち一人一人にできる思いやりを持つことという当たり前なことから始めよう!と思うことができました。ふみこさんのNPOのお話もお聞きしたかったです。みなさんとても気さくでオンラインで緊張しましたが、3日間参加できました。
楽しかったです。勉強になったし、他の意欲的な参加者の姿勢が刺激になりました。現地の人と繋ぐのは良い経験でした。